今年の冬は本当に寒いです。
早朝は外に出るとマイナス10度前後の日が珍しくない今日この頃(鬼無里に来てからはやたらと温度計を見る習慣になりました)。
アルミサッシの結露は凍り、ドアも凍りついてなかなか開かない。
そして、玄関の廊下に置いておいた大根も凍りました…
いっぱいいただいた野菜は冷蔵庫に入りきらず、涼しい玄関(廊下)に置いておいたのですが、まさか凍るとは…(ちなみに、白菜も外葉が凍ってました)
大根は藁などで包んで土の中に「いけておく」と新鮮なまま長く保存できると知ってるんですが、雪の中から掘り出すのが面倒でつい…
さて、凍ってしまった大根は、泥ごと凍りついていて洗い流せないし、冷たすぎて手でずっと持っていられない( ;∀;)
皮(泥)を削るようにして、なんとか輪切りにできました。
(もはや料理しているというより木工に近い作業…)
出汁で煮てふろふき大根にしてみました。
お味は、大根のみずみずしさ半分、味の染み込みも半分、生と寒干し大根の悪いとこどりみたいな微妙なお味でした…
それを食べた子どもは「寒干し大根にしたらいいんじゃない?」と。
小学校で教わってきてるので子どもの方が郷土料理に詳しい…
鬼無里では寒干し大根といって大根1本まるごと一冬干して乾燥させます。
冷たい空気と太陽の光で冷凍と乾燥を繰り返し、スポンジのように空隙ができてカチカチの小さな飴色のバッドのようになったらできあがり(春)。
食べるときはそれを一口大に切って水で戻し、煮物にすると味がしみしみになって噛むとジュワーっと汁がお口にあふれます。
せっかくなので、凍ってしまった大根1本は遅ればせながら干してみました(こんなんでいいのかな?)。
残りの3本は凍り大根として手を冷たくしながらしばらく料理に使っていきます。
今年もまだまだ未知の食材や料理に出会いそうです(^^;
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